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薬膳

2017年12月13日

クリスマスのイルミネーションや街のいちょう並木が色づく季節、いかがお過ごしでしょうか。寒さや師走の忙しさで体調を崩していませんか?

 

「食べることは生きること。きれいな空気を吸って、美味しいごはんをきちんと食べると元気でいられるんだよ。」白い割烹着姿の祖母がいつも言っていました。

 

先日、薬膳のお話を伺う機会がありました。冬の寒くて乾燥する季節は身体が冷え、血液の流れが悪くなり、痛みを引き起こすことがあります。季節や環境にあわせ、それぞれの食材の効能を集めて献立を考え、食することで身体を温め、抵抗力を高め、健康を維持しましょう、という考え方です。薬膳処方や東洋医学のむずかしい話はさておき、寒くなってきたこの季節におすすめの食材を教えていただきました。(*^^*)

 

寒さで身体がぞくぞくしてきたら、紫蘇やみつ葉、パクチー、ネギ、生姜,ミョウガ、ニラ、など身体の表面を温める食材をたくさん使います。普段の食事では薬味といわれ少量を食しますが、寒気がするときはたっぷり使うのがポイント。インスタントの麺やおかゆなどにトッピングするだけでもかまいません。

香辛料は唐辛子、胡椒、山椒、クローブ、シナモンなど。アロマのように、香りのある

食材には「ちから」があるそうです。

魚介類のあさりは喉の乾燥を潤してくれます。缶詰でもOK。その他鱒や鯵、鮭など。

キンモクセイのお酒、桂花陳酒は内臓を温めてくれます。肝に働くクコの実。デザートにいれるとほんのり甘くて赤くて可愛い実です♡

痰や咳に、はちみつとお湯でわった橙や金柑、梅などいれて。消化の働きも助けてくれます。

また、気を補ってくれる、ご飯や干し椎茸の出汁、鶏がらスープ。食欲のないときは、鶏がらスープに腎や肝に働くうずらの卵をいれて。薄口しょうゆと酒、塩で味付けしたスープだけをのんでもOK。鶏がらは顆粒の素でも構いませんが、じっくり低温で煮込むと旨味のあるスープができます。発熱時や二日酔いなど脱水時は普段よりすこし濃い味で。経口補水の役割も。(塩分を控えなければいけない方は薄味で(^^))

祖母がいったとおり、やはり、本物の食材には力があるような気がします

我が家では奄美のソウルフード,鶏飯をよく作ります。ネギや生姜、橙の皮などの薬味をたくさんトッピングするだけでなんだか身体が温まりそうです。

昔から暑いときや寒いときに身体によいといわれた食材たち。ちゃんと役割があって私たちの身体を守ってくれています。特別なものではなくても、身近な材料で美味しいご飯をつくって、年末年始を元気にすごせたらいいなと思った週末でした!(^^)!  薬局I

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