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お食い初め

2022年3月19日

助産師sです。

昨年の11月に可愛い甥っ子が誕生しました。

コロナ禍ではありましたが明るいニュースとなりました。スクスクと成長して先日お食い初めを自宅でお祝いしていました。

お食い初めは、赤ちゃんが「将来食べ物に困らないように」「病気をせず健康に育ちますように」との願いを込めて、誕生から100日頃にお父さんお母さんやおじいちゃんおばあちゃんが食べ物を食べさせる真似をする儀式だそうです。一汁三菜で準備するそうですが、準備する食事に意味があり、年長者が食べさせることで長寿の願いを込めるとの事でした。

飯椀にはお赤飯を用意します。赤は古くから魔除けや厄払いの力がある色とされていて、邪気を祓い、魔除けの意味を込めているそうです。汁椀では蛤のお吸い物を用意する方が多いようです。

はまぐりは自分がくっついてる殻以外とは合いません。大人になって生涯で一人だけ、ピッタリ合う良い伴侶に巡り合えるように、そんな相手と添い遂げられるようにとの願いが込められているそうです。香の物や酢の物には縁起がいいことから紅白なますを用意する方や、タコの酢漬け(タコには「多幸」を願う意味があります。

また、なかなか噛み切れない事から「歯が丈夫に」という意味で関西地方では歯固め石の替わりに使う風習があると言われています。)梅干しにはシワシワの見た目から、長生きの象徴であり、その抗菌力、疲労回復などの効果があることなどから、健康促進の意味も込められています。煮物にはたけのこなどを使った煮物が多い様です。

筍には土を押しのけ、すくすくと真っ直ぐに伸びることや、その成長速度の早さ、力強さから、子供の成長を願う親の気持ちを表しています。歯固め(はがため)の石と言って、神社などで石を拾ってきて赤ちゃんに丈夫な歯が生えることを願う、「歯固めの儀式」もあるそうです。

 

「お食い初め」1つをクローズアップしてみましたが、可愛い赤ちゃんがスクスクと育って欲しいという願いから様々な想いが込められているのを感じました。

 

 

コロナが終息して、産まれてくる赤ちゃん達が安心して生活する世界が来ることを願っています?

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