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あなたはどのタイプ?

2021年11月3日

 

先日、鹿児島県助産師会の主催するオンライン研修会、「性格統計学によるタイプ別コミュニケーション画像左回り込みュニケ―ション講座」を受講し、目からウロコが落ちるような思いを味わいました。コロナ禍により人との接触が制限され、マスク着用で顔の表情も見えにくいなどコミュニケーションの問題がクローズアップされています。「コミュニケーション力アップ」に惹きつけられての参加でした。

 

子育て中や仕事上などで、こんな経験はありませんか。

1,内容を的確に伝えられない

2,しっかり伝えているのに理解してくれない

3,自分の意図と違うニュアンスで受け取られる

4,よかれと思って言ったら相手を怒らせた

5,同じことを何度言っても動いてくれない

 

「コミュニケーションギャップ」の原因は、価値観が違うと話し方や聴き方が異なること。同じ言葉でも感じ方や受け止め方、反応が異なること。自分が嬉しい言葉が相手も嬉しいとは限らない(逆に、その言葉が相手は不快に感じることもある)ことだそうです。

 

そこで、「性格統計学」です。

「性格統計学」とは、考案開発者の稲葉真由美氏が16年間のべ12万人の統計データをもとに、より良い人間関係を築くため、人を4つのタイプに分けて、相手に伝わる「伝え方、受けとめ方、関わり方」を具体的に体系化したコミュニケーションメソッドです。

 

「性格統計学」では、縦方向と横方向に2つの軸を引いて人間を4つのタイプにわけます。

ひとつの軸は、「自分軸か、相手軸か」というもの。自分軸というのは、「自分のために頑張ることが行動の原動力になる」タイプであり、

相手軸は「相手のために頑張ることによろこびを感じる」タイプです。

もうひとつの軸は、「計画的か、臨機応変か」というもの。計画的というのは、「事前に決めた目標やルールを重視して計画的にものごとを進めたい」タイプです。

一方、臨機応変というのは、「その場での直感を重視して行動する」タイプを指します。

 

 

これらふたつの軸により、人間は以下の4タイプにわけられます。

ロジカルタイプ

 性格の特徴:納得し、自分のペース、自分のタイミングで進めたい。自分の努力や成果に対して、具体的に褒められると嬉しい。

 タブー      :急な予定変更、ペースを乱されること。無駄が嫌い(お金・時間・労力)。

 親の子育て観:目標をもって計画的にできる子に育てたい。自分で決めたことはやり遂げる子に育てたい。

ビジョンタイプ

 性格の特徴:可能性を追求し直観的に判断し行動が早い。「すごい!」とオーバーに褒められるとやる気が出る。

 タブー      :予定を細かく聞かれること。「なぜ?」と質問されること。

 親の子育て観:自発的にチャレンジできる子に育てたい。活躍できる子に育てたい。

④ピースタイプ(③ピース・プランニングタイプ ④ピース・フレキシブルタイプ)

 「ピース」は、行動パターンが計画的か臨機応変かによって「ピース・プランニング」とピース・フレキシブル」というふたつのタイプに分かれますが、共通しているのは相手軸だということ。

  共に和を大  事にし、人間関係が円滑であることを好む共通点があります。

 性格の特徴 :人に喜ばれたい、人の役に立つことをしたい。ありがとうの言葉がやる気の原動力。

 タブー   :人と比べられること。なぜ?と訊ねたのに答えてくれないこと。

 親の子育て観:友達と仲良くできる協調性のある子に育てたい。気遣いができる子に育てたい。

 

さて、あなたのタイプはどっちでしょうか?

私は、講師から④と診断されました(講師は事前に参加者全員をタイプ別に分けていました。分け方は生年月日も一理あるようですが、詳細は講座をステップアップする必要があります。今回は教えてもらえませんでした。)

③④のピース型への伝わる誉め言葉は、感謝(感謝・存在感・間接的)です。

私は「ありがとう」の言葉がやる気の原動力みたいです(笑)

ちなみに、①ロジカルタイプへは、評価(具体的に、客観的に、褒めすぎ✖)です。

②ビジョンタイプへは、賞賛(短く、力強く、リアクション大)です。

 

親と子でもタイプが違うと伝わらないようです。

自分の子どもであっても、「もしかしたら、わたしとはタイプが違うかも」と考えることがなによりも大切です。「自分が嬉しいと感じることだから、子どもも嬉しいと感じるはず」といった思い込みをまずは払拭して、フラットな気持ちで子どもと接するだけでも、親子関係はずいぶんよくなるとのことです。

例えば、ロジカルタイプの親はなかなか褒めない、ここまで出来たら褒めようという基準があります。しかし、子どもがビジョンタイプであれば、ちょっとできただけでも「すごいね!」と褒められるとやる気が出るのに、ロジカルタイプの親は言ってくれないのでギャップが生じます。

なので、我が子に合った褒め方・かかわり方ができるようになることが大切だそうです。

なかなか難しいですね…。

 

 

最後に、

・コミュニケーションは量より質(合わないコミュニケーションしていると無駄)

・相手に合った言葉で褒める→伝わる→認められた(承認された)→嬉しい(自信がつく)→自己肯定感が育つ(やる気アップ)\(^o^)/

 

どの仕事にも通じますが、特に助産師の仕事には欠かせないコミュニケーション力です。

自分や相手のタイプを見極め、コミュニケーション力を効果的に身につけるために「性格統計学」をもっと深めていけたらと思っています。

興味のある方は、「性格統計学」の本も紹介されていますので、ぜひ検索してみてください。

 

長い文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

感謝!

 

助産師 H

 

 

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